いなば食品は2024年4月入社予定だった内定者のうち、16人が内定辞退するという異例の事態が起こっていました。
このようなことが起こった背景には、最初に内定者の方に伝えていた内容と全く違う情報を伝えていたこともあります。
ですが、まずもって、そういうことをしてしまう会社の体制に問題があるのではないかと考え、過去の退職者について詳しく調査したところ、いなば食品を退職する人達の理由が衝撃的だったのです。
一族経営も絡んでいて、会社の内情が色々と見えてきました。
一つずつ見ていきましょう。
いなば食品を退職する理由が衝撃的!
いなば食品で内定が決まっていた人たちがこぞって内定を取り消しした問題で、いなば食品の内部事情になにかあると思い、過去に働いていた人たちの声がインターネット上で上がっていたため、まとめてみたところ、色々な退職理由があり、衝撃的なものばかりでした。
※openwarkからの情報を抜粋してきました。
【退職理由】
○昭和の働き方がまだ続いてる
○残業が多い
○一族の手伝い
○コンプライアンスの意識低い
○男女で仕事が差別化
○一般職への待遇が悪い
○強制的に入寮
このような理由が挙げられていて、有名企業としては痛い理由ばかりではないでしょうか。
一つずつ実際に退職された方の言葉とともに見ていきます。
昭和の働き方がまだ続いてる
「働き方改革関連法」。
【長時間労働の是正】、【柔軟な働き方の導入】、【非正規雇用者の待遇改善】を大きな3つの柱とし、多様化したワークライフバランスに対応した労働環境の改革が求められています。
引用:ミチタリ
このように、今やどの会社でも働きやすい環境を作るのが会社の役目ということで、色々なことが社内で変わりつつありますが、いなば食品の退職者のコメントを見ると、まだまだ昭和の働き方が抜けていないのかなと感じる部分がありました。
紙ベースの作業が多いことや、受注はシステム化されていなかったり、FAXは相手先を登録するのではなく1件ずつチェックして送信していたということです。
また今は当たり前のテレワークも進んでないと退職者の理由にあがっていて、昭和の香りがまだ残る会社に辞めていく人もいたようです。
※こちらの意見は最終が2023年の為、2024年はこういったことが改善されているかもしれません。
残業が多い
退職理由に残業の多さも上がっていました。
どこの会社も以前は残業が多い会社があったかと思いますが、いなば食品も残業が多いという事です。
働き方改革の中にも盛り込まれているので、この残業に関しては一番に解決し、自分の時間の確保を従業員にしてもらうべきなのではと感じます。
一族の手伝いがある
○私事を巻き込むことがある
○家事育児手伝い
○旅行の同行
○子供の学校関連の作業
これが仕事でしょうか。。。
社長秘書の方の仕事なのか、それとも一般の従業員の方の仕事なのか。
普通では考えられないことをさせられていたのだと思います。
これでは何の為にいなば食品へ入ったかわからなくなってしまいますね。
コンプライアンスの意識低い
コンプライアンス(法令遵守)は会社の中のありとあらゆる決まり(法規範、社内規範、論理規範)を守ることです。
それは従業員だけではなく、働いているすべての人に当てはまります。
男女で仕事が差別化
退職理由として、男女の仕事で差がある場面があるという理由もありました。
こちらも昭和の考えとつながりますが、お茶出し電話対応は女性、事務職は女性の仕事…
という昔からの流れがいまだに残っていたようですね。
一般職への待遇が悪い
退職理由として一般職への待遇が悪いことが挙げれれていました。
これは口コミで結構な数あり、総合職と一般職でだいぶ差があるとのことでした。
給与面からみると、いなば食品に不満を持っている口コミは少なかったのですが、一般職の方からの不満はありました。
ですがこれが一般職だとすると、300万~400万なのでしょうか。
総合職の方よりも給与面で低くなり待遇も悪いという噂です。
実際に今回内定辞退者の多くが、一般職の方だったという話も出ています。
いなば食品の内定辞退者続出の理由についての記事はこちらになります。
強制的に入寮
強制的に入寮制度。
任意ではなく強制というところが、こちらも昭和の雰囲気がとれていないように思います。
共同生活の上で学ぶ部分も多いのはわかりますが、今の時代は任意で寮や社宅の選択をするのがよいのではと感じます。
いなば食品への肯定的な意見
いなば食品に対して、悪い面を抱えて退職していった方もいる中で、この職場は良かった、残りたかったという方もいらっしゃいました。
ワンマンだけど、経営の腕はすごいので、ついていきたいと思う
商品力が強く妥当性があった。押し売りなどせず声がかかる
相談できる環境があった
開放感のある雰囲気でよかった
こういった肯定的な意見もあり、大企業として従業員と一緒に商品を売り出す力は本物だということもわかりました。
ただ、家族経営、一族経営なのもあり不満の声もチラホラ聞こえてきます。